ロンジー

ロンジーはミャンマーの伝統的な巻きスカート

ロンジーはミャンマーの伝統的な巻きスカートです。男性も女性も着用していますし、これにサンダルを履いていれば、ほとんどどこへでも出かけられますし、高級なホテルなどでも失礼にあたりません。この写真だと良くわかりませんが、男性は前であわせ、女性は横であわせて着ます。男性の着方は足がよく開くようになっており、女性の場合はもうちょっとタイトになります。

布は両端を縫い合わせて輪になっており、着る時はその端を腰のところで折り込むようにするだけで、結ぶわけではありません。これでも慣れるとなかなか緩みませんし、ミャンマーのような気候には非常に快適です。

ロンジーのお店

これは有名なお寺の前に出ていたロンジーを売る出店です。地方によってデザインに違いがあるほか、正装用の絹を使ったものや、最近ではナイロンのものもあるようです。一番快適なのはやはり綿を織ったものです。男性用と女性用ではデザインや色が異なっています。

これらは女性用のロンジーのバリエーションです。左からカチン族、モン族、シャン族、そしてビルマ族のものです。右二つはきらきらしていますが、絹が織り込まれており、おしゃれ着あるいは盛装用です。

ロンジーをはいて自転車

ロンジーからいきなり自転車の写真に移りましたが、ロンジーをはいて自転車に乗ってしまうのですからたいしたものです。ただよく見るとわかりますが、サドルの前が下がった日本で言う女性用の自転車のデザインになっています。多くの途上国だと、横にバーがあってスカートなどでは乗りにくい男性用のものが圧倒的に多いのですが、ミャンマーではこのデザインが大多数です。

ロンジーをはいて自転車

乗る時はこういう感じです。ロンジーが引っかからないようになっています。

ミャンマーの自転車

ついでに自転車のアップです。サドルにお尻を止めるところ?(あるいは後ろの人がつかまるところ?)があります。さらに後ろの荷台は二人乗り用の座席になっています。後輪のところには、後ろに乗った人が足をのせるところも付けられています。


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