イラワジ川の朝日

イラワジ川の朝日

まずはイラワジ川の朝日です。マグウェイという町で一泊したあと、翌朝5時半に起き、朝一番、7時発のフェリーボートに乗りました。水深が浅いところもあり、船首の両側には竹ざおを持った男性がそれぞれ一人ずつ立ち、水の中にさして水深を調べます。それをとなりに立つ人が手で合図して船長に知らせます。一度は水深が2フィート以下になり、船底が川底についてしまいました。船長は船をとめ、しばらく流されるままにして浅瀬から抜け、再び船を進め始めました。そうこうしている間に、熱帯の遅い朝日が顔を出しました。

キンマ

さて船の上には何人かの物売りの女性たちが乗り込んでいます。この若い女性は嗜好品を売るために、車の陰でその準備をしているところです。商品はインドなどではパンと呼ばれるもので、口に入れて噛んでいると真っ赤になってきます。中に入れるのはビンロウジュ(ヤシの一種)の実、タバコの葉などで、他のスパイスが入ることもあるそうです。それを石灰を塗ったキンマ(コショウ科のつる植物)の葉で包みます。

イラワジ川のフェリー乗り場

これが朝のフェリー付き場の様子です。車はすべて船首からバックして乗り込みます。ご覧のように意外に小さな船ですから、早目に行かないと満杯になって乗れなくなってしまいます。交通量の多いところでは時間を決めて定期的に出ていますが、少ないところでは、一杯になるまで船を出してくれず、随分待たされることもあるそうです。この写真はニャンウーというバガンに近い町の船着場です。

イラワジ川の河畔

この写真はニャンウーから車で1時間ほどラフロードを走ったところにあり、対岸のパコックという大きな町へ渡るフェリーから撮ったものです。朝8時過ぎに船が出ると、離れていく岸辺に白いパゴダがいくつか見えてきました。

イラワジ川の漁師

さらに舟がしばらく進むと、一艘の丸木舟が浮かんでいました。どうやら漁師さんのようです。でもこの舟以外には見当たりません。


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