キンモン村の竹細工
キンモン村では昔から竹細工が盛んです。真中に写っているカラフルなのがうちわで、その周りにはかごやざるがあります。四角いうちわは食卓で使い、ハエを追い払うためのものです。
うちわの作り方は、まず竹を割ります。竹は特にこうした細工に適したもので、この村でも手に入るそうですが、他の村でとれるものの方が価格が安いそうで、今ではもっぱらそちらを使うそうです。
竹を割って薄くしたら、それを着色します。
着色したものが乾いたら、それを編みます。写真の女の子は4歳の時からやっているそうで、編む手つきは見事でした。
これは近所のうちでもやられているのを見つけて写しました。どうやら村の多くの人がこのビジネスに参入しているようです。
編んだものははさみで切って形を整えます。右側の帽子をかぶった人は、国連のプロジェクトのコミュニティーワーカーです。
そしてそれにビニール製の縁飾りをつけます。これに最後に柄をつけるのですが、ここでも作業は分業化しており、柄を作る人はどうやら柄だけを作っているようです。
これはサガインのお寺の売店で見かけたものです。上の写真で作っているうちわが売られています。
これは村で作られたゆりかごです。
これは各種のかごやざる。右下に見えるのは天秤はかりですが、皿の部分が竹を編んで作られています。
これは田んぼに水を入れる道具だそうです。上を支えておいて、前後に動かして水をすくいます。
この大きなかごは種籾を入れておくためのものです。長期間保存するため、虫やネズミがつかないように、竹篭の表面はびっしりと牛糞で塗り固めてあります。
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