マンダレーの金箔

マンダレーの金箔

ミャンマーでは仏像やパゴダなどに金箔を貼る習慣があります。その金箔もマンダレーで作られているのですが、まずこの2枚の紙を見てください。左が竹から作られた紙、右がニャウンゴン村の藁から作った紙です。実はこれらの紙は金箔を作るために使われるものだったのです。

マンダレーの金箔

日本でも金箔は金を和紙に挟んで叩いて薄く伸ばしていきますが、ここでも同じ工程を踏みますが、すべてが手作業です。上の写真のように、人が叩いて伸ばすのですが、連続5時間叩くのだそうです。叩く金を挟むのが非常に滑らかな竹から作った紙なのです。一方藁から作った紙は、束ねた金と竹の上を上下から挟み、叩く時のクッションにします。

マンダレーの金箔

これができた金箔です。日本のものよりは大分小さいのがわかると思います。紙をはがすと中から丸い形の金箔が出てきますが、それを切りそろえて小さな四角にします。それを紙に挟み、束ねて製品の出来上がりです。


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