ポパ山 ミャンマーの聖地

ポパ山 タウン・カラッ

ポパ山はバガンから少し離れたところの平原に忽然と立つ山です。爆裂火口を持つ死火山で、ここだけ周囲より雨が降るために植生が豊かで、国による保護がなされています。その一角にあるのがこの岩山、タウン・カラッです。頂上部にはパゴダが並ぶ聖地になっています。残念ながら今回は時間がなく、登ることができずに、ポパ山ろくのホテルから眺めるだけになってしまいました。

タウン・カラッ

上と同じところから撮った写真ですが、上のものが夕方、こちらは日がまだ顔を見せない早朝です。パゴダは夜間色とりどりにライトアップされているのですが、その名残をまだ見ることができます。

タウン・カラッ

そしてこれが夜が明けたあとです。こちら側から太陽の光があたっています。

バナナ畑

途上国で保護区を設けると良く問題になるのが周辺の住民との関係です。ここは一見バナナ畑ですが、実は国有地で、保護のために木が植えられています。住民はここが国有地とは知らずに長年耕していたそうで、植林を進めようとした国とトラブルになり、半分に木を植えるということで妥協したそうです。現実には木が大きくなるとバナナなどは作れなくなるでしょうから、火種は消えたわけではないように思います。

村での調査風景

この村での調査風景です。明らかになったことはコメが取れないこの村では、バナナを収穫して売って食糧を購入していることです。ですからバナナがとれなくなるのは村人にとっては死活問題なのです。


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